人気ブログランキング | 話題のタグを見る

長い長い回り道

「さぁ、ぼーっとしてないで! その両手棍が壊れるまで特訓あるのみですわ!
オーホッホッホホホホホ!」

シャントット博士って、周波数高いですよねえ色々と。
まあそれはさておきまして、色々あってレトリビューション無事修得と相成りました。
今回はそこに至るまでの顛末でも。

ヒマそうにしていたレミネスの首根っこを引っつかんで、ル・オンの庭にいきませんかと叫び、ライトエレメンタルを捕まえてどつきまわす事数度。
最後に組んでくださったアライアンスの人たちがみんないい人で、一度時間で切って再募集かけようと思うんです、と話したら、そんなのめんどくさいからそのまま続けちゃいましょうよw と言って下さいまして、無事に試練を受けられるところまでスキルを伸ばすことができたのでした。

ちょうど良くチュルソスシュタプの封印も解け、ここからがいよいよ本番。

もう以前のようにこっそりLv1連携で繋げなくてもいい、堂々と大手を振って潜在消しができるというのはすばらしい事ですね。
お忍びでアトルガンに視察においでになってた、という噂が流れてたくせにまったくお変わりなく僕を迎えてくださった博士と二、三問答をして、博士が自ら設計し作らせたという両手棍を授けられました。
博士自身が豪語するだけあって取り回しのしやすい、何時間でも振り回せそうな錯覚を受ける…いやいや、いくら博士自身が類稀なる黒魔法・呪術の使い手だからといって、これにまでそんな呪いがかかっていたら大変です。
ともかく、その両手棍を携えて、僕はさらなる修練を重ねるために各地を転戦することに。

さて、ブラックヘイローの時とは異なり、以前から事あるごとに両手棍が両手棍がと口にしていたお陰…かどうかは判りませんが、ずいぶんみんなに色々と気を使ってもらってしまいました。
キムメイムが格闘のスキルを上げたい、との事でクフタルでのカニ狩りに付き合ってくれたり(なんかサルベージのときに武器が要らないというのは何かと重宝らしいですね)ついでにリファ君も以前の返礼、ということで手伝いに来てくれたり…したのですが、折り悪くギーヴルが乱入してきてえらいことになったり。

久々に会えたと思ったらなんだか獣使いのLvがずいぶん上がっていたティオ殿にも、ジュノチョコボ厩舎からの依頼でオズトロヤ城に用事がある、とのことでそれに託けて手伝っていただいたり。やー、ほんとありがたいことです…。

「こっちの用はなんかめんどくさそうだから、先に両手棍のほうからやっちゃおうか」
「いや、依頼を先に片付けてすっきりしてからのほうが…」
「なんか、箱あけなきゃならないらしいんだよね。だからそっちでw」
「うーん…そういう事でしたら…まあ、裁きのカギ貰えれば最奥部まで行っても出てこられますしねえ」

なんだかうまい事言いくるめられてしまいました。
というわけで最上層トーチの間まで来たわけですが。

「なんか皆さん、忙しそうですね…」

この日のオズトロヤ城は他にもお客さんが多数。
ほんの少ししか構ってもらえないので仕方なく、天守閣まで侵入することに。
どうでもいいけど、あそこの合言葉の仕掛けって、侵入者を阻止するって観点から見たら、オズトロヤならびにギデアスの重鎮・顔役の名前を全員覚えてる人にとってはザルもいいとこですよね。
いや実際のところは、「現人神に刃向かう不届き者を逃がさないため」なのかも知れませんが。
ともかく、天守閣側の警護役ヤグード達はだいぶヒマだったようで、たっぷり構ってもらえました。
肝心のハイプリースト殿は先客のシーフらしき人と「レイズIIください」「やらん」といったやり取りを繰り返していたようでしたが。

そうこうしているうちに両手棍からぴしり、とどこか砕けるような音がして、何かが抜け出して行ったような気配が。

「潜在効果なくなりました! 行きましょう鍵探し! さあさあさあ!」

何を張り切ってたんですかね僕は。
ということで階下の祭壇の間へつながるフロアへと移動して、今度は格下のヤグード達に、鍵のありかを尋ねます。ハイジャンプで脅かしたり色々やってる途中で、なんだか足元をオポオポが歩いていきましたが、目を離したらもういなくなってました。なんだったんでしょうね。
ほどなくしてヤグードが「すんません…これ差し上げますんでもう帰ってください…」と鍵を差し出して泣きを入れてきたので、どうもどうもと受け取って箱探しに移行。現人神に聞かれたら多分このヤグードは横っ面ぶっ飛ばされるんじゃないかと思います。
一通りありそうな場所を見て回ったところで見つからなかったので、彼の薦めに従って僕は一度白門に帰還し、パーティを辞しました。
試練に備えて寝ておこう、と準備をしたところでLS通信から「箱あったよー^^」との知らせを受け、一安心すると共に改めて礼を述べ、僕は床についたのでした。

明朝になって、さあどう編成しようか? となったところで、レミネスキムさんがついてきてくれることになったのですが、流石に3人では心許なく、かと言って、つい先ごろ3種合同のアライアンスが募集を締め切って出発したという話を聞いていたので、参加者を今募るのもなかなかきつい。

「フレに声かけてみましょうか?」
「あー、そうかその手が。まって今僕の方でヒマそうな人当たってみます」

いつもいつも何かやるときは叫んで人を募ることが殆どだったので、僕だけの個人的な用事でLS以外の誰かに物を頼む、という習慣があまり根付いていない僕なのでした。
同じデュナミス踏破LSに所属するスライ殿に声をかけたところ、快く承諾してくれた上にその細君リリーナさんまで付いてきてくれる事になり、これでメンバーは5人、編成も忍戦赤白黒となりました。

前回は前衛が戦士3人でもやれたから、この編成でももう勝てそうですね…」
「んじゃ、行っちゃいましょうw」

氷の塊を競売で買い求め、テレポヨトをもらって一路イフリートの釜へ。
今回はまっすぐ目的地を目指します。溶岩の上に橋がかかる広間が見え、準備運動とばかりに周囲の敵を片付け、いざ本番。

「じゃ、沸かせますよ~」
「いつでもどうぞー」

まったく同じように、鎌を携えたスケルトンがその場にゆらり、と姿を現すのも確認せず、僕は一目散に仲間の下へと駆け戻ります。前進し挑発を入れてくれるレミネススライ殿とすれ違ったところで反転し、片っ端から弱体魔法を叩き込めば、見る間に骨の動きが鈍くなっていくのですが。

「…あれ? サイレス入るのか」

そういえば前回の僕は白魔道士でした。
かくして魔法もなにもなく、時たま飛んでくる範囲ウェポンスキルにもリリーナさんが的確に対処してくれるわけで、前回よりも一人人数が少ないにも関わらず、前回よりも危なげなく勝利を収めることができたのでした。
実力がわかってる人同士で、みんなが一番慣れたジョブで動けると、同じ相手でもこうも違ってくるのかと、ある種の衝撃を受けました。
野良での募集がだんだん減っていってるわけですね…。ちょっと、さみしい。

ともあれ、ここまでみんな、色々助けてくださって、本当に感謝です。
奥義レトリビューション、存分に揮わせてもらいます。

召喚士も、もうスキルに拘らないで上げられるときに上げていこうかな。
by Rdms_pride | 2007-01-15 13:27 | たまには冒険者っぽく


<< 魂のありか ファストキャストよりなお速く >>