終わってからが本番ですよ

僕のヴァレンティオン・デーはつつがなく過ぎ去っていったのでした。
密かに想いを寄せるあのひとは最近獣使いの修練にかかりきり。
僕は倉庫番のカーラ君にお願いして苗床と魚油汁を包んで送ってもらいながら、競売に一本だけ出品されていたカブラカンアクスの履歴に愛を試され(1000ギル刻みの熱戦の挙句敗北しました。己の甲斐性のなさをこのときばかりは嘆こうというものです)、失意の中で、「あのひとの本職はナイトではなかったか」という己の内なる囁きにより我に返ったのです。
そうだ、あんなものを贈ったらあのひとにナイトを辞めろと言っているのと同じことじゃないか。

そういうことで、僕のヴァレンティオン・デーはその人に獣使いなら持っていて困ることはないであろう、いくつかの品を花と共に宅配屋に託して、終わりを告げたのです。

つまりですね、もらうのを待つばかりでなく、贈る側になったっていいではないですか。
誰が女性側からしか贈り物をしてはならない日などと決めたのですか。
もらえないもらえなかったとガタガタ騒ぐ前に、もっと泰然とした気持ちで、恋人同士だけでなく、友人同士でも親愛の情を確かめ合う日として、優しい気持ちで過ごしてもよかったのではないかと。
かの逸話に伝わるヴァレーナ嬢とて、カフュー家公子の安寧を願えばこその気持ちで贈り物を祝いの席に紛れ込ませていながら、その気持ちが伝わるなどとは思っていなかったわけですし。
…いや、真実がどうかは知りませんけどね。

こういう色恋話にすら真面目に考察、検証に取り組むヒマな学者さんというのも世の中にはおられるようで、中にはヴァレンティオンは実際に男で、それじゃ倫理的にちょっとまずいってんで後世には女性だとして伝えさせた、などという珍説も。
いやあそれはちょっとそういうのが好きなお嬢さん方にはウケるかも知れませんが、跡継ぎどうするのさとか実質的な問題も出てくるわけで、僕としてはその説は無しだよなぁとか、トリビューンのバックナンバーを引っ張り出しつつ想いを馳せるわけですよ。

とまあ、そんな四方山話はどうでもよいかのように、想いを伝え損ねたチョコがお手ごろ価格で出回り始める今日この頃。
次はひな祭りですか。
今回は我々冒険者の側からも、広く芸術作品なんかを公募・展示するそうです。
楽しみですねぇ。(参考:POL最新トピックス)

ああ、モグさんチョコドリンクは沸かしちゃだめですよー
[PR]
by Rdms_pride | 2007-02-18 23:45 | よしなしごと


<< お金がないっ そはまことに喜ばしき >>