暁の決戦

何度攻め立てても魔笛を明け渡さないアトルガン皇国軍に対し、ついに各蛮族軍が持てる力の全てを結集した総攻撃をかけてきたようでした。
深夜に蛮都を出立し、攻勢をかけてきたマムージャと呼応するように、未明バフラウへと上陸した死者の軍団。
そんな二勢力の状況を見守りながら、二勢力によって疲弊するであろう皇都の守りを確実に打ち崩すべく黙々と行軍準備を進めるトロール傭兵団。

そんなかつてない危機的な状況を目の当たりにしながら、僕は訳あって皇国の地を離れねばならなかったのです。
逃げたのだろう、と言われても仕方のないことかも知れません。
けれど刻々と現地から入ってくる情報を聞きながら、いますぐかの地へ飛んでいけたらと何度思ったことか。
対マムージャ戦で炎、天の両蛇将が倒され、続く死者戦で残りの三将軍が多くの住民共々捕虜にされ、まさしく皇都は丸裸の状態。
その上で満を持してやってくるトロールを迎え撃たなければならないとの報せが入った時は、もはやこれまでか、という諦めすら心をよぎり、五鏡の守りを欠いた状況で防衛戦に当たる仲間達の無事を、ただ祈ることしかできませんでした。

けれど奇跡は起こったのです。
あれほど絶望的な状況から始まったのに(防衛力も0だったそうな)、封魔堂へと一直線に押し寄せる敵軍を、粘り強く引き離し、各個撃破していき、その末に…
最後のボムの自爆をもって、トロール軍撤退、防衛成功と相成ったのだそうです。

その場に居られなかった自分が何を言ってもまぁ詮無いことなのですが、皇都に留まり、最後まで戦い続けた彼らには、あらん限りの賞賛を送りたいと思います。
本当に、よくやった!

この先も継続して魔笛を守り続けていけるのかどうか。
それは僕たちが彼らのように、戦場に出る時に高い士気を持って立ち向かい続けられるかどうか…だけではなく、蛮族軍が皇都に攻め込む前に、いかにして戦力を削いでいくかの戦略も重要になってくるのでしょう。
単純に力と力だけをぶつけ合う段階においては、すでに向こう側に大きく水をあけられているのは明らかなのですから。

僕自身も、もうちょっと研究が必要そうです。
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by Rdms_pride | 2007-06-07 12:47 | よしなしごと


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