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死せるは苦しみ

生けるも苦しみ、それはさながら輪の如し。

今の世の中はちょっと(いや、かなりか)ギルの流通量が増えてまして、言うなればインフレ状態だというのは、頭では分かっている事なのですが…。

今我が家に、かつてない金額のギルが転がり込もうとしています。
素直に喜べばいいのでしょうが、持ったことのない金額なので使い道に悩んでしまいます。
モグと二人で額を突き合わせて悩むものの、今の世間一般から言えば半端な金額の大金なので、あまりに高級な装備には届かないが、そこそこの装備ならいろいろ買える…といった按配です。

きっかけは我がLSのお父ちゃん、ジブロさんの放った一言でした。

「印章BC戦いかん? 貯まってきたからちょっと使いたいんよw」

そのときLSに繋がっていたのは彼と僕、アリスタくん、レミネス、そしてLSのお母さん的存在のフェルシアさんの5人。みんな幸いなことに獣人印章の数には余裕があったようで、よしやろうという事になったのですが、この人数では6人向けのBC戦には挑めません。

「となると3人向けを交代で、かな」「『光る眼』いきたいでーすw」「あれって前衛忍者推奨でしたよね、40に着替えられる人何人いましたっけ?」「わたしLv46だよ」「ごめ、俺37だw」「僕も37なんですよ…」「まだ20台です…;;」「忍者一人でも行けなくはないそうですけど、事故りやすいのとこのままだとフェルさんが一人で5戦出ずっぱりに」「そりゃきついな」「あー、じゃあ、おばけとかどうですか?」「どんなのでしたっけソレ」「こないだポピィと二人でジョニーさんに連れてってもらったんですけど、簡単な割りに当たりが大きいんですよw」「ふむ、赤ナ忍で簡単ということは」「今回忍者できる人いないからジブロさんがシーフでタゲ回ししたらいいかも」「念のため、ハイポ多めに持参だな」「赤より白のがMPに余裕できると思います」「じゃ僕も白ですかねぇ…」

というわけで、各自準備万端整えて、フェ・インへと向かったわけですが。
「あ、サポ黒のままだった…まぁいいか」
よくありませんでした。戦闘に際して、かなり後悔する羽目に。

メンバーはジブロさんがシーフでレミネスがナイト(共にサポートジョブは忍者)、僕・アリスタくん・フェルシアさんの3人は白で交代で参加、ということになりました。

「オーブ出す順番はダイス振って小さい順にしましょうか」

と僕が言いながらダイスを振ったら、見事に先鋒になってしまい、なんだかイヤな予感が…。
開始前にフェルシアさんに装備見せてね〜と言われ、何だろうと思ったらマジシャンピアスについて突っ込まれつつ、エーテルリングを貸してもらいました。

「+5だけど、ないよりはいいよね」

この+5(と、慌ててチェンジしたファントムピアスの+8)が首の皮一枚を繋いだのでした。

打ち合わせどおり、斬られたサムソン氏に戦いを挑みます。
十分な距離をとり、前と後ろから攻める二人をサポート。滑り出しは順調…と思ったのですが、唸りともすすり泣きともつかぬ詠唱とともに、シャリンシャリンと小気味いいけど嫌な音が…! ディスペルを詠唱しようとしてはたと気がつく、今の僕は白魔道士。赤/白が正解かこれ!騙されたwwww 等と思いながらパラナと回復に追われ、弱体魔法やバパライラ・バブリザラをかける暇もない苦しい展開に。
ヤグドリだけではどう見てもMPが足りず、二人にもハイポで補助してもらいながらアクアムスルムをガンガンあけてMPを補充します。が、あとちょっとという所でレミネスが力尽き、続いてジブロさんも…サムソン氏のターゲットは、この時初めて僕へと向きました。
腹を決めて、耳装備の増幅変換をモルダバイトにチェンジ。殴られながらアクアムスルムをさらに4本あけ、バニシュIIを詠唱。これを通せば僕らの勝ち、阻止されれば敗北です。

そして、光がサムソン氏を貫きました。
"なかなかの太刀筋だったぞ…。"
との言葉を残し、サムソン氏は闘技場の白い床へ溶けるように消えていったのでした。
…それはそこでのびてる二人への言葉ですね?

ともかく、あと二度ほど小突かれたら倒れそうな体を引きずって、箱を開きました。
中にはおばけらしく布類の戦利品と、供物の免罪符に甘露の免罪符(初めて免罪符というものに触りました)、それからなんか宝石と、トレーラーククリにエルシヴイヤリング。

倒されてしまった二人には悪かったのですが、これでしばらく生活費には困らなさそう、と思っていたら、外からパーティ通信を通して歓声が上がります。何事?と思い聞いたことには、
「今エルシヴイヤリングすごいんだよ。これ全部売ったら700くらい行くかもね」
最後に見たときは60万くらいだと思っていたのですが…世の中の流れは速いですね。心底驚きました。

あとの4戦はもう大当たりしない気がするw というジブロさんの不吉なつぶやきに、そんな事いうとほんとになりますよ、と突っ込みながら、残りの4戦は観戦にまわることにしました。
使い残したヤグドリは全てレミネスに託し、僕の戦闘を踏まえて戦術をちょっと検討しなおし、いざ突入。
わりと危ない場面がありながらも、どうにか戦闘不能者を出すこともなく4戦が終わって、自分のこまごまとした見通しの甘さと白魔道士としての経験不足を痛感しました。
もしサポートジョブを召喚士に設定しなおしていたら? あそこで祝福を願うことができていたら? 敵がおばけだと知っていながら、なぜアイススパイクの存在を失念した?
全勝できたことだけが救いでした。まだまだ僕には精進が必要なようです。

あ…エルシヴイヤリングが出たのは結局僕だけでした。
だから悪いことは口に出しちゃだめって言ったんですよー!

ともかく、赤魔道士の装備をちょっと充実させるか、それとも白魔道士や召喚士のこれからを視野に入れるか、思案のしどころです。合成の修行は…鞄や金庫のスペースを確保することから始めなければならないので、ちょっと気が進みません。
なんにせよ、全ては競売に突っ込んだ戦利品が取引されてから、ですね。


追記:あのおばけ達はディスペルを無効化する能力があったようです。
とは言え、各種補助魔法の存在を考えると、単純にジョブの選択を正解不正解でくくることはやはりナンセンス。ポピィさんが赤魔道士で戦ったことを思うと、このBCではジョブに関わらずいかにベストを尽くせるか、が大事かも知れません。

追記2:トラックバックピープルなるものに、登録してみました。
ほかの冒険者の方々が書かれた文書にも、興味深いものが数多くありますね。
これから、お世話になります。
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by Rdms_pride | 2006-01-30 14:33 | たまには冒険者っぽく


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