バレバレですが言わぬが花

しばらく筆を休めて放浪している間に、あますず祭りが始まり、そして終わりを迎えていました。
噂のミュモルさんについては、なんとか遠めに拝見することができたんですけどね。
いや、大変可愛らしいお方でした。
夏の輝くサンバ。
願わくば、彼女にとっての黒歴史とはなりませんように。

さて、世の中にはさまざまな祭りというものがございまして、暦とかそういうものに裏付けられた祭儀ですとか、記念日だとか故事来歴みたいなものによる祝祭ですとか、メジャーなものからマイナーなものまで数え上げるとキリがなく思えます。
皆様もよく知る、先に上げたあますず祭り、またハロウィン(古語にて万聖節とも)、星芒祭、瑞獣祝、ヴァレンティオン・デー、ひなまつり、etcetc...といったところがメジャーでしょうか。
季節の移り変わりと共に、恵みへの感謝や、一年の息災を祈り、また愛を尊び、生まれ育っていく子ども達を慈しむ。
冒険者として過ごしていると意識することはそれほどないと思うのですが、日々の暮らしの節目節目で、欠かすことのない行事ですよね。

と、このような話をしておいてなんなのですが、今回はそれらとは一線を画す、マイナーなお祭の話をしようと思います。

先日ジュノ居住塔の一角、大会議場の全室を借り切って執り行われた、文や書画などを嗜む人々のための祭典にでかけて参りました。
採算はさておいて自分が表現したい、と考えたものを思い思いに本にまとめ、バザーに出す。
一年に二度ほど開催される、密かながらそれはそれは熱いお祭りです。
詳しくはここでは書けませんが、ちょっと調べていただければすぐに分かると思います。
このお祭り自体は、それこそコンクェスト政策が始まるよりも以前から存在していたのですが、あるときから広く知られるようになるにつれてその規模も拡大していき、クォン・ミンダルシアの両大陸はもとより、昨今はエラジアやウルブカ等からも人がやってくるようになったそうです。
数年前に一度参加したことがあるきりだった僕としては、今回久々に訪れてみて、ただただ驚くばかりでした。

ありえない人口密度のなかでもみくちゃにされながら、目的の場所までたどり着くにも一苦労する有様。
ウルガランを麓から頂上まで登りきって、いざ千人落としの崖を下ったと思ったら下りる場所を間違えて、もう一度頂上まで行くのとどっこいどっこいの辛さだ…などと思いながら、今回「遊びに来ないか~」とお誘いくださった人の出展スペースまでどうにかたどり着いた頃には既に昼も近く。
冒険者としてではなく、とあるご縁からよくやり取りをするようになったミスラさんとご挨拶を済ませてから、改めて文書漁りに精を出すべく気合を入れなおします。

多くは物語の類が主流だったりしますが、中には意外な掘り出し物もあったりするわけでして…。
新たな僕の書架の住人となる数々の本との出会いにホクホクしながら、帰途につく…と見せかけて、先ほどのミスラさんや、また他の同好の士の皆様と合流。
出展者のミスラさんの労をねぎらいながらの宴会へと雪崩れ込んで、徹夜で飲んで歌って、次の再会を願って、心地よい疲労に包まれながら帰ってきたわけですよ。
お互いに冒険者であれば、ちょくちょく行き会う機会もあるとは思うのですが、違う場合はそうもいきませんからね。

なんにせよ、冒険者として未踏の場所に赴いたり、強敵と戦って勝利を収めたり、貴重な武具やなんやを手に入れたときとはまた違った充実感・喜びを感じたひとときでした。
次は星芒祭の季節、それまでは僕もしばらく普通の冒険者。
あの場であった人たちもまた、それぞれの暮らしに帰っていくのです。

祭りというのは程度の差こそあれ、非日常がもたらされる場であると思うのですが、あの場ほど「異界」を感じる祭りというものもそうはない、などと僕は思うのでした。
そんな異界から帰ってきた僕のすることと言えば、そろそろ学者の修練の再開、でしょうか。
どうにも興が乗らず、例によってズヴァール城貯金に勤しんでしまっていた今日この頃です。
あ、ブラオドルヒがそろそろ買えそう…w
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by Rdms_pride | 2008-08-18 22:10 | よしなしごと


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