カテゴリ:よしなしごと( 49 )

魂のありか

白く丸い銘盤に、願いをかける。
母親の胎のなかにいる、生まれる前のこどもに子守唄を聞かせるように。
言葉はなく、ただ意志だけをもってそれと相対すること、四日と11時間強。

僕に弟ができました^^


…いやすいません、退かないでいただきたい。
まあ自分の魂を分かち与えて操る、使い魔のようなものだと思っていただければ近いかなぁとは思うのですが、僕の無意識下の願いを感じ取ったのかも知れないその子は、なんというか、その…。
うん、姿かたちだけは、僕に弟がいたらきっとこんなんだろうなぁ、というようなものとして、この地に顕現することとなったのです。
どうせなら可愛らしいヒュームの娘さんにでもなってもらえれば…と思わないでもなかったのですが、結果は結果として受け入れることにしました。

さて何から教えていったらいいものか…と思い頭を悩ませたのも束の間、魂を分かつ、というだけあって僕が持つ知識の大半も共有できている様子。
当初の予定よりも大分早く、来歴なんかをでっち上げて冒険者登録を済ませ、ワックスソード+1を片手にロンフォールの森へと飛び出していく"彼"を見送ったのですが…なんというか、すんごく眠くなるんですよ。"彼"が活動していると。
危なげなく戦っている"彼"に一安心して、サンドリアを離れアトルガンに戻ってもなお、です。
むしろ離れているときのほうがきつい?
お陰で蛇王広場やアルザビの物見台で船漕いでる僕を多くの道行く人に目撃されていたかと思うと、あぁ恥ずかしい…。
もはや諦めて、"彼"を解放するときは半ば眠っていることが殆どなのですが、世の中二つと言わず三つにも魂を分かちながら、強敵との戦いまでこなす御仁もいるというわけで、僕はまだまだ修行が足りませんね。

命そのものではなく、触れる幻だと理解していても、「知識だけでなく、ふれてみて初めて理解できることも多い」と語る"彼"を夢に見ていると、慈しみながらまっすぐに育てていかなければ、といった責任めいた感情も湧いてこようというものです。
さしあたってはこれらを操ることについての先達でもある、キムメイムにでも話を聞いてみるとしますかね。くれぐれもあのカザムの詐欺師のようにだけはするまい、です。


ところで、魂を分かつという話をしたためていて思い出したのですが、一時は裁定者により駆逐されかけていた禁術使い共が、またあからさまかつ非常に嫌らしいやり方で巻き返しを図ってきているようですね。
奴らがやっていること自体も大いに問題ですが、そのために取っている手段の方が、僕からすれば吐き気がします。
冒険者になりたての若い子を拐かして心を抜き、あるいは手練の冒険者をもその欲によって魂を縛る。
銘盤より顕現させたものに、魂でさえない、何かおぞましいものを込めて使役する。
そうしてこの地で得た手駒の全てを、何に使っているかと言えば…すでに多くの冒険者が知るところとなっています、ね。
最近では直接刃を向け合うことを禁じられた冒険者側も、バタリアにいつからか設置されたモンスター召喚のトラップを逆利用して、禁術使い側にけしかけるとか混沌とした様相が続いているそうで…。
嘆かわしいことです。

世界のありようの外側にいる存在を仕留めることは、根本的には不可能。
善後策として、裁定者達はこちら側での端末にされてしまった人を捕縛していくほかないわけですが…「普通の人を決して巻き込んではならない」という理念に縛られてその活動はたどたどしく、あまりと言えばあまりな後手ぶりは見ていて歯がゆいものがあります。
その癖目の前であからさまな取締り対象の行為が行われていれば、その動機にかかわらず取り締まらなければならないというジレンマも。
挙句の果てに、裏でつながってるとか弱みを握られてるとか不名誉はなはだしい噂が流れてしまう始末ですよ。

己の枷にしかならない理念なら、いっそ捨ててしまえばいいのに。
裁定者たる彼らにはそうできる権限があり、必要さえあれば疑わしき全てを抹殺する権利も、本来ならば行使できるはずなのだから。
ここまで騒ぎになってもなお、奴らと同じように振舞おうとするならば、そいつはもはや自己責任って奴だと、僕は思います。
もうこれ以上、汚さなくてもいい手を汚して、獄に繋がれねばならない人が増えないように。


願わくば魂に自由と安寧を、器には正しき願いと心を。
人よ、みな過たず己が主たれ、女神よ、我らにこの悲しみを耐える術を授けたまえ。
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by Rdms_pride | 2007-01-30 01:02 | よしなしごと

ファストキャストよりなお速く

ちょっとしたご縁で、とある白魔道士がしたためたという、強力な魔道書のレプリカを閲覧させていただく機会に恵まれました。

魔道書、と書くと魔法を修得するためのスクロールの類と混同されてしまう方もいるかと思われますが、魔法スクロールというのは特殊な手続きによって書き記され、魂に直接魔法を焼き込む呪いを織り込んだ代物で、その後の魔法の扱い方には関与しません。
これに対し、僕が今回閲覧させていただいたものは、僕たちに新たな魔法を教授するという類のものではなく、術者が使える魔法を、装備品とは違ったアプローチから強化する、というもの。
味方にかける魔法に特化しながらも、より速く、より確実に、より正確に魔法を行使する、という考え方に基づき構築された、一種の補助装置のような代物でした。

"より速く、魔法を行使する"
これは僕たち赤魔道士の領分であり、ファストキャストという能力によって顕著に表されています。ですが、ある考え方に基づいて魔法を行使するプロセスを四つに分けたとき、ファストキャストによって短縮される手続きはその中のたった一区分にすぎないのです。

世の中にあまた存在する、魔法スクロール、呪譜、忍の巻物、それからえーと…精霊契約書に、神獣や霊獣との契約そのもの。
これらによって魂に焼き込まれた技の全ては、魂の中でいわゆる擬似的な書庫、あるいは目録のようなものを形成する、という考え方があります。
その目録の中から、i)使いたい魔法を探し、ii)選んで取り出し、iii)行使する目標を定め、iv)詠唱を開始する。そして発動。ことほどさように、ファストキャストはキャストであるからして、iv)のプロセスでしか魔法を行使するまでの過程に影響を及ぼすことはできません。

では、もっと速く魔法を行使したいならばどうするか。

i)~iii)を滞りなく行えばいい。

誰でもわかる答えであり、そのためのマクロと呼ばれる技術、それを用いた略式詠唱も冒険者たちの間に浸透してもはや久しいのは周知のとおり。
目録から検索する手続きをすっとばして、いきなり目的の魔法を持ってくる。それによって複数の魔法を流れるように紡ぎ出し、あるいはそれぞれの技や魔法の効果をより強く増幅するための変換術式を組み込みながら。
便利な技術ですが、これらにもまた限界はあったのです。
優先的に目録から引っ張ってきますよ、と登録できる魔法や技の数にも限りがあり、数多くの魔法を駆使して味方を補助する、あるいは敵を薙ぎ払う魔道士達は、この限界に悩み苦しみました。

その末に見出された、マクロに頼らず魔法を目録から呼び出す技術。

魂に焼き込まれた魔法のひとつひとつ、全てに自分だけの言葉を定義づけ、言葉をもって目録検索を介さずに魔法の対象を定める段階、あるいは詠唱が可能な段階までもってくる。
使うためには自らこの魔法と言葉について書き上げていかなければならないという制約が付き纏いますが、その効果は確かなものです。

話は冒頭に戻りますが、この魔道書のレプリカも、そんな風にして書き上げられた"個人用辞書"のひとつだというのです。
普通は自分だけで使うものだから、世の中にはめったに出回らない代物なのですが…
"最速白魔"、そう銘打たれた装丁もへったくれもあったものではない紙の束を一枚めくったとき、僕は思わずため息を零しました。
その美しさに、です。

パーティ・アライアンスを組んでさえいれば、どこにいようとも、どんな立ち位置で戦っていようとも、疾くその傷を癒し、あらゆる災禍を取り除く、我こそは最速の白魔道士たれ。
そんなひたむきな願いと決意の元、ひたすらに書き連ねられた言葉の列に、深い畏敬の念を覚え、またこの言葉の全てを操る資質をほんの少しうらやましく思いました。

僕自身はこの全てを使いこなすことはできない、そういう側に立っています。
けれど、僕の操る辞書にも取り入れるべき要素は多くあり、この書との出会いは僕にとって必ずしも無駄ではなかったと思います。
この書の筆者と、閲覧許可を下さった目の院の司書さんと、縁を繰り引き合わせてくださった女神に、深き感謝を。

まだ閲覧できるといいのですが…。ほかの方にも是非見てほしいです。
こちらからどうぞ。閲覧終了してしまったようです…。

追記:去年の星芒祭の頃に公開されたものなので、二月の下旬頃までは公開できるんじゃないですかね? との言葉を頂きました。
アバウトだなぁ…。

追記2:自己解釈を交えて、こういったものを編纂してみました。
いかがでしょうか。

追記3:ついに原典の編者様が腰を上げてくださいまして、オリジナル改訂版が発表されました。
皆様も、自分のための辞書を、編纂してみてはいかがでしょうか!

編者注:こぼれ話から特設エントリにて解説させていただきます
/salute for 「上手な白・下手な白」スレ643◆utlQEF8DIs 様 改め 林先生さま

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by Rdms_pride | 2007-01-12 12:41 | よしなしごと

謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。
今年もどうか、僕と皆様にとって、実り多い年でありますように。

新年のご挨拶、今年はアトルガン白門にて行いました。
あの広いバルラーン大通りいっぱいに、まるで煌魚の腹子のように人がもりもりと詰まっている様を見ると思わず人酔いもしようというものですが、やっぱり賑やかでめでたい雰囲気というのはいいものです。
さすがに今年はあらぬような事まで叫んだりはしませんでしたが…。

さて、その後はサンドリア大聖堂にて、女神の前に誓いを立て、今年を祝う生き物はなんなのかな、とロンフォールの森に繰り出してみますと、そこにいたのは…ブガード。
東方には亥と呼ばれる動物がいるそうですが、僕たちが暮らすクォンにもミンダルシアにもエラジアにもそんな生き物はいなかったようで、誰かがなんとか似たものを連れて来たらしいですね。
(参考:http://www.playonline.com/pcd/topics/ff11/detail/1205/detail.html コピペでどうぞ)

鞄の中にいくつか放り込んであった血糸やなんかを差し出したところ、代わりに手の中にひらひらと、薄い紙包みが舞い降りてきました。
例年の話を聞くに、ただ封を解いてもしょぼい強化魔法がかかるくらい(という言い方はちょっと失礼かな?)だという知識はあったので、記念に取って置いてもいいかな、とそれを持ち帰って、ひとまず金庫のなかにしまっておくことに。

その後色々あって訪れたバストゥークで、このオトシダマを欲しがる子供に会い、渡したところ大変喜んでもらえました。
なにやら東方の祝い遊びに用いるという胡鬼板(こきいた または こぎいた、羽子板とも)という、頭部分が大きくなったワンドのようなものを譲ってもらい、ちょっと得した気分。
しかしこれ…文献に当たってみたところ、鳥の羽を付けた木の玉とセットで使うもののようで、どうも今の所は飾って楽しむに留めておくほかないようです。
木工で誰か作ってくれないものでしょうかw

まあ、この新年気分も落ち着いたら、色々と活動再開です。
まだ両手棍、スピリットテーカーも修得できていませんしね…がんばれ、僕。
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by Rdms_pride | 2007-01-03 20:13 | よしなしごと

ゆくとしくるとし書き散らす

今年も、一年が終わろうとしています。
僕という命がこの時まで永らえることを許したもうた女神に、大いなる感謝を。

地に降り注いだ星々が天へと帰っていくというこの月。
世界のありようがまた一つ移り変わり、クラーケンクラブが"オンゾゾの主"から"南海の魔神"へと譲り渡されたとか、アルザダール海底遺跡群がいよいよ全域観覧可能になっただとか、裁定者による外なる禁術使いの粛清がいよいよ佳境に入ってきたとか(この表現はマズイかな…)、そんな風に冒険者の世界にもさまざまな変革が訪れた月でしたね。
まあ、僕自身はそんなことにかかわる機会もあまりなく、やっぱりどこぞで両手棍を振り回していたわけですが。
やっとフルスイング修得です…ちょびっとだけ、くじけそう。
そうこうしているうちに星芒祭もフィナーレへと向かい、僕は今年も寂しくケーキをホール食い。
ケーヒニスクーヘン、大変おいしゅうございました。フェルシアさんありがとう。

さて、僕自身を振り返ってみると、どうにも今年はなんだかグダグダだったなぁ、と思ってしまいます。
「彼女がほしいなぁ」と口に出して言うのは簡単ですが、その彼女を可愛がってあげたり、願いをかなえてあげたりする甲斐性が果たしてあるのかどうか、と己を省みると、「やっぱり僕はまだひとりでいいや…」という風になってしまうのは駄目ですね。
まったくもって後ろ向きすぎる。しかも星芒祭が終わろうとしている今になってこんな事を言い出す自分もどうかしている、と…w
宵越しの金は持たない質ですから…と言い訳するのは簡単ですが、大き目の臨時収入があっても、ちょっと考えてから使う癖をもう少し身に付けないと。
(デュナミスで手に入れたモニヨン銀貨が即属性杖HQに化けたとか、もう手が早すぎです)

人間関係そのものは年末ごろから色々広がって、新たな仲間や知り合いも増えて、ここからどれだけの人と、もっと仲良くなれるかなぁとワクワクしてる所なんですけどね。

あとは、修めてきたふたつのジョブについて、さらなる精進を重ねなければ、ということ。
僕は赤魔道士をメインに、時折白魔道士にも着替えて活動している事が多いのですが、同じジョブを修める人は数多く、共に戦う機会を得るなどしてその動きや、身に付けている装備を眺めるにつけ、己の実力不足を痛感する事が多々ありました。
装備の方面では、あまり討伐LSなどと関わることもない現状、まあ庶民的にこんなものかな、と思わなくもないのですが…立ち回りには改善の余地が多いですね。
(ウルガラン山脈に白サポ暗で行ったのに、ことごとく別魔法行使中で石化にスタンできなかったとか、もうあり得ない…)
色々なタイミングとか、敵さんのリズムを読む力を付けることが、今後の課題ってところでしょうか。

とまあ、色々反省することの多かった今年でしたが、来年はどうか実り多い年にできますように。
それでは皆様、よいお年を!
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by Rdms_pride | 2006-12-28 12:53 | よしなしごと

明日に向かってぶん回す

ということで、召喚士として邁進するのはひとまずお休みにして、近頃は両手棍スキルを鍛えることに血道をあげている僕です。
サポ竜でニコニコしながら獣人拠点奥で獣人をいじめる白魔道士を見かけても、そっとしておいてくださると助かります。赤魔道士は両手棍振り回せませんからね。

そんな折、リファ君がいよいよモンクとしてLv71に到達。となれば当然夢想阿修羅拳を習得するべく試練に挑むものと思い、僕は彼に「(潜在消しを) や ら な い か 」と声をかけ、また彼も快くそれを了承してくれたのですが。

「奥義WSのクエストって…二つ以上同時にはできないの?」
「できませんねぇ。…って、まさか」
「サベッジブレードの剣もらいっぱなしだったwwwwwぼすけてwwwwww」
「……先にそっちからですね…w」

一体いつから放置していたのか。
思わず喉の奥から出掛かる「アホですか」という言葉をぐっと飲み込み、先に片手剣の潜在効果を消しながら僕の修練を、ということに相成ったのでした。
ところが難儀な事に、片手剣と両手棍の連携相性が、ひたすらによろしくない。なにせ両手棍スキル200のフルスイング習得をもって、やっとLv2連携の核熱が出せるようになり、それまでは何をどうしたってLv1連携をちくちくとやっていくしかないんです。
僕が純粋に手伝うだけなら、赤魔道士に着替えてバーニングブレード>フラットブレードで問題なしなのですが…。

「すいませんね。まあ大人しく溶解にでもしますか」
「次やるときにはフルスイングよろw」
「…………前向きに善処しますが期待はしないでくださいね」

再び喉の奥から出掛かる「サポ召でイフリートにトスしてもらえ」という言葉をぐっと飲み込み、黙々とオークをしばく僕と、彼。
言いたい放題言ってやりたくもありましたが、試練を受けられないと分かったときの彼の心情を思えばそれもデーモンのような所業です。

余談ですが、僕はトライアルサパラの潜在を実際にサポ召喚で半分くらい外しました。

さておき、彼のサベッジブレードの事は抜きにしても、どのみちレトリビューションへの道を目指すならばフルスイングも通過点ではあるのです。
次の約束は適当なものでしたが、前向きに努力することにしてみました。

獣人拠点へ修練を積みにいくパーティに加わったり、自分で編成してみたり。
今時分は奥義WSのためのそれとは別に、ウェポンスキルを何度も繰り出し、使い込む事で、封印が解ける武器が存在するのは周知のとおり。
オーブ解封戦でそれらを入手した人が実戦で用いるために、こういったパーティに加わってくれる事もあって、時期を選んで叫べばわりかし簡単に人が集まるのもうれしい事です。
そして、スキル上げと称してこっそりこっそりとLv1連携を狙い、チュルソスシュタプの潜在開放をも目論む僕。属性杖のほうが取り回しは軽いのですが、やっぱりやれるときにやっておくほうが無駄は少ないですからね。

というか今のペースだとスキルが目標に達する前に潜在開放されてしまいそうです…w

とりあえず、彼が無事に夢想阿修羅拳を修得するころには、僕も無事に奥義修得といきたいものです。


追記:「潜在効果消えてたみたいw」との事で、彼は早速流砂洞へと足を運んだ様子。
サベッジ修得おめでとう。できればいつ消えたかもハッキリすると嬉しいのですが
ペース的に僕のレトリよりも夢想修得の方が速そうですね…残念残念w

おまけ:スキル200以前の両手棍で的確に(?)連携を拾う。
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by Rdms_pride | 2006-12-17 18:33 | よしなしごと

放浪しよう、そうしよう

さて、サポートジョブの修練も無事切りの良いところまで終わらせ、久方ぶりに召喚士へと着替えたあたりで、はた、と気が付いたことがありました。

召喚魔法スキルが、真っ白なのです。

どのくらい真っ白かと言うと、それはもう、Lv31あたりからやり直したら丁度いいんじゃないかってくらい、でしょうか…。
一昔前であれば、まあ、ちょっと小突かれただけで詠唱しきれなくなる危険性が高いけれど、それだけの話だし、困ることもあるまい、というノリでいけたのですが、そう、僕がのんべんだらりとサポ上げを楽しんでいる間に、世界のありようがまたひとつ、移り変わっていたのをすっかりと忘れていたのです。

神の見えざる手が為す御業、ちっぽけな僕がいかように騒いだとて今更どうなる事でもありません。ので、その移り変わった内容が是か非かについては、ここでは言及しないことに致しましょう。既に移り変わりのあった当時、多くの人々が議論した事ですし。
ただ問題は…これから先、スキル次第で効果時間が延びるようになった補助履行に期待して、パーティに誘って貰えるような事が、仮にあった場合。僕はどう頑張ってもこれらの期待には応えられない、という事です。それは僕にとっても本意ではないし、仮に声を掛けてくださる方がいたとしたら、その方にとっても不幸です。

それではいけない、ということで、僕はアルザビの街角に出て、適当な人通りの少ないところに陣取り、大気に満ちる精霊にそっと囁きかけました。日差しの温もり、足下に落ちる影、吹き寄せる海風、歴史を刻む石壁…。世界を形作る要素をほんの少しだけ分けて貰い、エレメンタルの姿を結んでは解く、ただひたすら、それの繰り返し。
しばらくの間は無心に続けていられるのですが、段々飽きてくるんですよね…。

どうにもこれ以上は続けられない、そう思い集中を解いたところで、久々に聞く蛮族の皇都襲来警報。召喚士のままでいるのは流石に危険と思い、レンタルハウスへ取って返して赤魔道士に着替えて出撃です。
しばらくぶりのビシージでは、随分大盤振る舞いをするようになった皇国軍からの凶悪な配布テンポラリアイテムに、呆れかえるやらある意味笑えるやら。ひょっとして皇国は冒険者を薬漬けにしてアトルガンに縛り付ける気じゃあるまいか…とあらぬ疑念を抱いてもみたり。まあ、杞憂だと思いたいものですけどね。

ともあれ、通常のLv上げなどとは異なる手続きでパーティが編成される事の多いビシージで、召喚士だけで編成されたパーティとアライアンスを組む機会がありました。そこですかさずリーダーの召喚士さんに疑問をぶつけてみる僕。

「召喚魔法スキルを上げる時って、普通に出し入れするのと、適当に楽な相手をしばくのでは、どっちが速く上がりますかね…?」
「今だと楽を狩る方が速いかもですね」

澱みのない回答。やはり実戦に勝る鍛錬はなし、といった所でしょうか。
となると、呼びっぱなし放置ではなくて、履行を絡めて自分も積極的に動いて戦えるような狩り場を選定するべきってことになります。
つつがなくビシージが皇国側の勝利に終わった後、僕は挨拶も労い合うこともそこそこに、パーティを辞して再び召喚士へと着替え直しました。折角冒険者達を認めている神獣の全てを喚べる身であるというのに、その力を存分に振るわせることが出来ないとなれば、まったくもって神獣達にも申し訳ない事です。

やりぬくならば、己にも他者にも世界にも、誠意をもって行いたい。
僕はそんな事を思いながらサンドリアへと飛び、帰ってきたモグハウスの中で資料を広げ、狩り場を選定しながら、夜を明かしていくのでした。

…まあ目が覚めたらまーたビシージが発令されてたんでアトルガンに戻りましたがね!
空気読んで来てくださいな蛮族軍よ。
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by Rdms_pride | 2006-12-05 01:19 | よしなしごと

あまいもの、なーんだっ

近頃は久方ぶりに、拠点をサンドリアへと戻して活動しています。
前衛職も久々にやると楽しいものですね。難しいことも嫌な事も全部忘れて、思うがままに身体を動かしていたら、いつの間にかLvも10を越えているわけですよ。
世界の在りようがまた移り変わったというのに、我ながらまったく呑気なものです。

先程もゲルスバのオーク共を飽きるまで蹴散らし、厩舎でチョコボを構って、競売を冷やかしながら帰路についたのですが、その途中で何人か妙な人々とすれ違いました。灰色とも茶色ともつかないようなくしゃくしゃした布を抱えていたり、ボムを象った紐付きの風船を引っ張っていたり。そんな姿を見て、そういえばもうそんな季節なのだなぁ、と思い至る僕なのでした。トリック・オア・トリート。モグハウスへ戻ってモグさんに尋ねてみると、案の定回覧板が回ってきていました。先日間違えて買ってしまったロランベリーパイにも早速出番が来たようで、よかったよかったと言った所でしょうか。

眠って起きる頃には、街の人々の仮装も飾り付けも、準備完了しているかな?
一年ぶりの祝祭、今年も目一杯楽しみたいものです。
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by Rdms_pride | 2006-10-20 00:13 | よしなしごと

理想を理想のままにはしない

赤魔道士に必要なもの
仲間と自分を支える魔法
適切なペース配分
正しく状況を見極める目

赤魔道士に必要なもの
確実に敵を縛る力
ときには片手剣と盾
赤い羽根帽子

赤魔道士に必要なもの
いつでも謙虚な気持ち
しぶとさと諦めの悪さ
危機を乗り越えるときこそ笑顔

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by Rdms_pride | 2006-10-17 11:18 | よしなしごと

アトルガンの水にも慣れました

しかしながらレンタルハウスに勝手に焚き染められる何かの香りには、まだ慣れません。
帰ってきたらとるものもとりあえず窓全開です。

そんなわけで、久方ぶりに筆を取ってみるのでした。前回の記録の日付を確かめると、実に約半年もの空白。この間一体何をしていたのやらと、思わず自分でも首を傾げてしまう始末です。

「この若さでついにご主人様も健忘症に…おいたわしやクポ」
「うるさいよ。その頭のもの引っこ抜いて代わりに野草の種植えるよ」

いやあ、サボっていたわけでは決してないのです。現にいろいろな事がありました。
僕もご多分に漏れずエラジア大陸に渡り、公認冒険者とサラヒム・センチネル社所属の傭兵って二足の草鞋を履いた生活を送る毎日。最初は軽く観光のつもりだったはずなのに、気がつけばお気に入りのレイヴンジュポンの裾に、フナをあしらった社員章のピンバッジが輝いてるわけですよ。取れませんが、どうしたものでしょうか…アーティファクトにくっつけられなかっただけマシと思うべき?
何にせよ、あの社長とは適度な距離を保った付き合いをしていきたいものです。というか深く関わりすぎたら色々なものが終わる気がします。

そんなことをつらつらと書きながら振り返ってみると、穏やかなペースの活動ながらも、色々な変化や進歩をしたように思います。

まず白魔道士。夏ごろにリレイズIIIの修得をもって、めでたく最高位、Lv75まで修め切ることができました。僕の本分は赤魔道士ではありますが、自分自身の移動やLSメンバーや友人の要請に応えたテレポ、蘇生など、多岐にわたり役立っています。
定例となっているデュナミス踏破LSにおける活動でも(まだ続けてたのですよ…やめてませんよー)引き出しが広がった感があり、こうなると装備もまた充実させていかねばと思うのが人の性でして…。サポートジョブとして修練を積んでいたのが高じて、新たに鍛え始めた召喚士の装備品と相まって、軽くなる一方の財布に、自分で選んだ道ながら苦笑とため息がこぼれる毎日です。

そうそう、召喚士が今、なかなか楽しいのですよ。
メリットポイントの集積もそこそこに、属性杖を担いで世界各地を巡り、一人で修練を積むのにいい場所はないかと訪ねまわる日々です。ああ、もちろんパーティのお誘いがあれば張り切って馳せ参じますが。
最近のお気に入りはガルレージュ要塞の地下。カーバンクルを召喚してボム族のヘルマインにけしかけ、食い止めてもらい、遠くへ離れてひたすら自爆を待ちます。自爆される前に実体を維持できなくなってしまったら、すかさず再召喚、そして僕はまた遠くへ。
実体を結ぶのに使われる魔力は僕のものとは言え、たまーに少し申し訳なくなりますが、そこはなんとか心を鬼にしてカーバンクルをこき使います。使い倒します。
始めは第一魔防門を超えた先に生息するエクスプロージャを狙っていたのですが、勝手がつかめず何度も地に這わされる羽目になったものです。おかげで今でもリレイズピアスが手放せず、へっぽこぶりを露呈しているような按配ですね。
狩場を移った今もなお、たまに甲虫にどつきまわされたりなどして情けない姿を晒すことがありますが、同じ広間で甲虫や蝙蝠を獲物にしているパーティの方々には大変生暖かく見守っていただいてます。
早いところあの赤い角を頭に生やして、周囲の皆様から心配されないような戦いをしたいものです。

そんな感じで、僕は一応、生きてます。
さて、今度は留守中に起こった事やなんかについても書き起こしていかないとですね。
…もっとも、これから先に何か面白いことがあったら、そちらを優先してしまいそうですが。
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by Rdms_pride | 2006-10-05 23:26 | よしなしごと

僕も走りながら魔法を唱えたい

デルクフの塔よりもなお高く、雲を突くような建造物を駆け上っていた所で記憶が途切れて、ふと目を覚ましてみれば、そこはいつもと変わらぬサンドリアの我が家なのでした。

何のことかというと、近頃手に入れた、「究極の幻想」と銘打たれた架空歴史書のレプリカを読み解いていたのです。
原本はいつのころからかひっそりと目の院の書架の片隅に放置され、司書さんが本の内容を確かめようとしたところ、その本自身がグラン・グリモアなどと自らのタイトルを語ったとか。その要旨は時代も場所も定かではないヒュームの国の長い長い歴史と様々な出来事で、時折モーグリやそのほかの獣人・亜人達が登場する章がありながらも、我らアルタナの子らのうちヒューム以外の4種族にはまったくもって言及されないという、なんだかいい加減と言えなくもない書物です。
書かれた時代や場所を特定しようとする動きもあったそうですが、本に書かれた魔法に取り込まれる研究員が続出するなどの事故で調査は難航、ただ内容だけは波乱に満ちて面白いので、昔世界が平和だった時代に書かれた物語だったのでしょう、ということで、魔法の力を削いで薄めたレプリカが、この度出回ることになったみたいです。

…そんな危ないもんは禁書にしといてください。
まあ、僕も己の興味には勝てませんので、しっかり入手してみっちりと読み解いていた次第です。寝食をちょっとおろそかにしてしまい、モグさんに心配されてしまいました。
他にも手に入れて読んでいた人は多いようで、毎週定例となっているデュナミス踏破LSへの人の集まりも、微妙に心細い人数に…。
無事踏破できたので問題なし、と言いたいところですが、次回もこの調子ではきついものがあります。なんとかもう少し人員の復帰を望みたいものです。

偉そうな事を書きましたが、僕も人のことは言えませんね。
白魔道士の修練を中断して久しい今日この頃、早いところ読了して冒険者の活動に戻らないと、身体が鈍ってしまいそうです…。
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by Rdms_pride | 2006-03-30 00:29 | よしなしごと